「あ、あの…!!今日は話があってここに来たんだけど…!!」

問い詰められっぱなしだったけど、不穏な動きを始めた和泉君に当初の目的をハッと思い出した。



「ああ…。何?」

和泉君も思い出したようだけど、その手と唇は止まらない。私の髪を梳きながら、頬にチュッとキスを落としてきた。



「……モカ?」

「と、とりあえず離してほしいんだけど…!!」

「何で?」

「何でって…!!こんな状況で落ち着いて話せるわけないじゃない!!」


真っ赤な顔で和泉君に抗議するけど、私の言葉なんて全く届いてない。平然とした様子で再び首筋にキスをし始めた。


そしてさらに、和泉君は私の着ているブラウスのボタンを1つ、また1つと器用に外している。