「おはよぉー」

「あっ美奈子・唯菜!!おはよ~」

教室に着くと、隅っこで女子が集まっていた。

ちょっと気になって...

「そんなところに集まってどうしたの?」

「もう美奈子ったらぁ~    もうちょっとでバレンタインぢゃん!!!!!」

     バレンタインかぁー.....

「ちょっと聞いてる?」

「あっうん。きいてるよ」

「美奈子とかあげる人いるの? まぁいなさそうだけどね...」

「友チョコならあげるよ~」

「友チョコじゃなくって!!!!」

「本命チョコだよぉー...♡」



「あたしはやっぱり雄木だなぁー..」
 


「唯菜は雄木好きだもんねぇー」

「うん♡」

唯菜の好きな人.....

それは、雄木俊介と言う同じクラスの男子。

私的には、全然興味ない。

うーん...タイプじゃないんだと思う。
    (唯菜ごめん;;)

また「運命」について考えてみる....

唯菜の雄木が好きって言うのも運命なのかな?


なんで私、運命についてばっかり考えてるんだろう?


あの漫画を読んだからかな?


「読まなきゃよかったなぁー!!!」


「えっ!?」

集まってた女子が私を見た....


「えっ...いや・・・なんでもないよ~」