「ちょっと
あんたどういうつもり!?」
「え…あの〜…
どういうことですか?」
顔をあげたダサメガネこと、
小早川 准一。
やっぱり気持ち悪い。
髪はボサボサヘアー。
前髪なんてどれくらい
切っていないのだろう。
無造作に伸びまくっている。
周りに虫とかが飛んでいても
おかしくなさそうだ。
「知らないフリしないでよ!」
「あの…え〜と…」
あたしの大きな罵声に
近くの人たちが注目して
次々に見にやってくる。
もちろん眼中に無い。
「あんたが美和を
ストーカーしてるんでしょ!?」
相変わらず単刀直入。
周りから野次が飛んでくることは
当たり前だった。
そして学校中が2-Cの教室に
集まってきていた。