「希帆。
何キレイ事言ってんの?」



すると髪をすくい上げて、
ニタッと笑った。



「それって、
俺を独占したいだけじゃね?」


「ち、違っ……」


「素直になれよ?」



さらに顔を近づけてくる。


心臓がバクバクして
何も考えられなかった。




「ちゃんと言わないと
ずっとキスすっから」



そしてさらに
ゆっくりと近づいてくる。



「そ、そうだよ……バ〜カ!」



顔から火が出そうなくらいに
真っ赤になっていた。



「合格」



そのままキスを奪われた。



「え?
……んっ…んんっ…!!!」



あたしの言葉なんて無視して
強引なキスを求めてくる。


こんなキス、知らない。




「これから覚悟してろよな!」



その悪魔の微笑み。


逃げられない甘い秘密の生活は
これからも続いていく。



「一生、離してやんねぇよ」



きっと、いつまでも。


永遠に。




-END-