「昼休み終わったから行く」
「サボればいいじゃん。
そんなの」
なんでこんなにも
矛盾なことばっかり言うの?
さっきは昼休みまでって
約束だったのに。
「無理っ!!!」
完全に拒否して
ドアに向かっていった。
「待てよ。
日曜日にデートしよ」
「しない」
「1時に大池公園だからな」
「行かない」
「来いよ。
じゃないとこれバラまく…」
「行きます。
行けばいいんでしょ!!」
「おう」
バタンと
ドアを大きな音で閉めた。
「かわいい奴」
クスッと准一はにこやかに笑う。
そして一息ついて
大きな空を眺めた。