すると今度はにこやかに
ケータイ画面を突きつけられた。
正直、嫌な予感が
めちゃくちゃしていた。
そして画面を覗くと
新規メールの作成途中だった。
もちろん、あの画像付きだ。
そして宛て先は
彼氏の智也だった。
「ばっ!!
……卑怯じゃん!!」
「それが何か?」
アイツはケロッとしていて、
もう一度手招きをされた。
何も言えずに仕方なく
隣に躊躇いながらも
腰を落とした。
っていうか、なんで
智也のアドレス知ってんのよ!?
全く接点無いじゃん。
そういえば、
あたしのアドレスも知ってたな…
やっぱりアイツは
正真正銘のストーカー男だ。
「言っとくけど、
昼休みが終わるまでだからね!」
「わかってるよ」
そのまま横でアイツは
焼きそばパンを頬張っていた。