「おい!!」




聞き覚えのある声がした。




「智也!!」


「おう」




智也はあたしの彼氏。


美和ほどじゃないけど
結構モテる。




「今日も凄かったんだって?」


「まぁね」




鼻高々に答える。



あたしがこんな奴でも
付き合ってくれる良い奴だ。




「さすが俺の彼女」


「まぁね」




再び鼻高々になる。



でも本当は緊張した。


それに少し怖かったって
言えばよかったのかな?