オムライスって………子供っぽくて吹き出してしまった。





「何笑ってんだよ…。」


「べ、別に…。」





朔夜も自覚があったのか、顔がほんのりと赤くなった。





「ままぁ―――。」





顔を見合わせて笑っていると、起きた紗衣の声が聞こえた。





「いい、俺が連れてくる。」





料理をしていた手を止め、向かおうとした私を朔夜が制止寝室に行ってくれた。





すぐに朔夜に抱かれた紗衣がニコニコ笑い顔を出した。





「いっぱい寝たね。」


「うんっ。ままもねんね?」


「ままも寝たよ。」


「ぱぱもねんね?」


「ままと一緒に寝たよ。」





目を擦りながら私と朔夜の顔を交互に見る。





一旦、料理を止め朔夜から紗衣を渡してもらいリビングに行って3人で座る。





「ままぁ、おなかしゅいた…。」


「お菓子食べる?」


「たべるー!」





机に置いといた小分けされたお菓子を一袋渡す。