遊び疲れたのか、紗衣は1時間ほどで寝てしまった。





朔夜も仕事があるらしく、自室に行ってしまった。





私も少し体を休めて、夕食の準備に取り掛かった。





まだお箸は難しいと思うから、スプーンとフォークで食べれる物を作ろうと思う。





チェックした冷蔵庫の中には充分過ぎるほど材料は揃っていた。





やっと退院出来たし、紗衣の好きなハンバーグとミートスパゲッティを作ろうと思う。





ゼラチンもあったし、デザートにはフルーツゼリーを作る事にした。





「何作ってんの?」


「わっ!ビックリしたぁ……。」





突然横から朔夜の顔が出てきて体が飛び上がってしまった。





「大きい声出すなよ。紗衣ちゃんが起きるだろ。」





その原因は朔夜なのに、私が悪いって言い方じゃない?





「今日はハンバーグとスパゲッティ。」


「オムライスも作って?」