「それにしても久しぶりだな裕太~。」


「お~。本当はお前のライブも見に行きたかったけどな。」


「裕太がきたら大変なことになるって(笑)」


久々の再会だったのか、2人の会話はつきることなかった。


そんな彼らと同じ部屋に、未だこの状況を把握できていないユカと、黙って彼らの話を聞いている私。

いや、正確には、緊張しすぎて固まっている私。


あの藤原裕太が。

目の前にいるなんて。