『確かに視線が痛いな…でもこれは亮への視線だと思うけど?』



『はっ?ありえね──。
俺は純粋なの!だからー、チャラくなりたくないんだ』


はっ、亮は外見と正反対の事言ってやがる。


まぁそんな亮が良いと思うけどね?




─教頭先生の言葉で、
入学式が始まり─…


教頭先生の言葉で、
入学式は終わった─…



入学式の最中俺は下を向いて寝ていた。


入学式とかあまり好きじゃないから。


教室に戻る、俺と亮。


俺は隣の鈴木百合に聞いてみたんだ。


あの事を。


君の口から知りたかった。


『なぁなぁ!!』


君は俺を冷たい目で見た。

『何?』



『冷た~。さっきタクミと話してたろ?』


『何で知ってんのよ?』


だんだんと君の口調も冷たくなっていく。


そんな君を見てるとさ?


何か燃えるんだよね。

もっといじめたくなるっていうか…


俺ってヤバい?