体育館につくと、
俺達のクラスの座席を探した。

プレートに何組か、張り出されている。

俺と亮は俺達のクラスのプレートを探し、座席に座る。




─…見つけてしまった。
鈴木百合を。
たくさんの人の中から、
また君を。


そこには、タクミと疾風がいた。



何でタクミと疾風がいるんだよ?


疾風は鈴木百合の隣にいる女としゃべっていた。


もしかしてあの子が疾風がさっき一目惚れした子?


疾風すごく顔赤いからな。
多分当たりだろう。


でも何でタクミと鈴木百合が楽しく喋ってるんだよ?


あんな笑顔でタクミを見てんだよ?



俺の中がおかしくなってきた。

タクミと鈴木百合が楽しく話しているだけで、
イライラする。



意味分かんねぇ。

全て。


意味分かんねぇ。

俺が。


この気持ちはなんだよ…