クラスに戻ると、
俺の隣の席に、誰かが座っていた。



こいつが鈴木百合か…


ん?どこかで見た顔。

あの彼女だ──…

俺と目があった人。
マナ以外の女にときめいてしまった人。


こいつが…

鈴木百合?


俺はゆっくり鈴木百合の隣へと向かう。



俺が隣に座ると、
鈴木百合が俺の方を見て、呆然としていた。


俺は意地悪をした。



『あっ、俺を見てた人だ』

彼女は俺の期待通りの反応をした。




おもしれぇ。




訂正していい?


君がいるから、
俺の学校生活の期待さ…


ゼロからイチ。



俺と百合との出会いは、
最悪だった。


百合も俺と同じ事思っただろ?


俺、お前の反応が面白いから、わざとふざけた事言うんだ。



ごめんね?