『行こっか!』


俺はマナの手を取り、
俺の手を絡ませる。



俺達が向かった場所は、
俺の家。

俺の部屋。



俺達は甘い世界へと踏み込む。


甘い世界に行くのは久しぶり。


だって我慢してたから。


約束してたから。



またマナを愛しく思う。



久しぶりにマナを感じる、俺はマナに酔っていた。


マナの全てが愛しい─…


俺達頑張ったよな?


だから今日はずっと一緒に居てよ。



ずっとマナを感じていたいから。



隣でスヤスヤと眠るマナの髪を撫でながら、
俺はマナを想っていた。



合格発表までの一週間、
俺はどれだけマナを感じれるかな?




それから俺達は毎日遊んだ。今まで遊べなかった埋め合わせをする為に。


マナは楽しそうで、
俺も楽しくなる。



俺はマナがいればいいんだ。


ずっとね。