今日もあの星は見えている。



『ねぇ、あなたは誰?
優さんが言ってたよ…
あなたを思い出にしたくないって…あなたが笑えって言ったから笑うんだって…
今…あなたは幸せ?』



キラキラと輝く星は、
色褪せる事なく、
ずっと輝いている。


『お願い…百合に会わせて…』



この沢山の星たちの中に、俺の願いの星がある。


《流れ星って、誰かの願いが叶う頃流れるんだって》

俺の星が流れるのはいつだろう?


ずっと先?


いや…永遠に流れない?


それでもいい。


俺は百合を想い続けるから。


そしていつか─…

星が流れたら、


真っ先に君に会いにいく。


俺は百合をずっと好きでいれる自信があるから。


だって俺は…


百合を愛しているから─…