『百合…ちょっと…』


俺と百合が楽しく話している時に、百合を呼ぶやつがいた。


百合の方に手招きをし、
百合を呼び出した。


当然、百合はその人の方へ向かっていく。



『タクミ…』



俺の視線の先には、百合とタクミ。

何か楽しく話している。



もしかして、百合が今好きな人は、タクミ?


俺はタクミを疑っていた。

だって、タクミは、
百合を幸せに出来るから。

俺は幸せに出来ないから。

これが、タクミと俺の大きな差。


埋めようとしても、なかなか埋めれない。



『あっちぃ…』


俺はまだ暑さと戦い中。

暑さには絶対勝てない。


そんな中、タクミと話を終えた百合が、戻って来た。

それと同時に俺の携帯が震えだす。