あの日、保健室で寝てから夜の夢は見なくなった。



そのおかげで夜はよく眠れるようになり、隈も消えた。



そして…



「葵ちゃ〜ん、今日こそはデートしてもらうよー!」




「無理!銀くんは他に女の子いるんでしょ!?
その子とデートでもしてください!!」




「嫌だ、葵ちゃんがいい!」



そう言い肩に手を回す銀くん。



その手を振り払い、



「美穂〜!!」



トイレから帰ってきた美穂に助けを求める。