その女から出てきた名前は意外な人物。 「怜よ。」 怜君? 怜君ってあの怜君? 何で怜君っ!? 「怜に近づいてんじゃないわよ。」 近付いてません。 近づかれてるんです。 「怜君は友達です。」 「麻貴のでしょ?でもあんたはその妹なだけじゃない。」 ああ言えばこう言う。