私は思わず怜君を害虫呼ばわりしてしまった。 「麻貴ー…マジで妹の教育しっかりしろよな。」 「麻貴っ…友達の教育しっかりしてよっ!!」 「2人して同じこと言うなよ…。」 麻貴は面倒くさそうに私たちを見る。 「麻貴っ!!私と怜君、どっちが優先っ!?」 「もちろん俺だよな。」 「どっちもうぜー。」 しまいには麻貴は怜君を置いて教室を出て行った。