★レンside
―――――――――翌日、早朝――――――――――
朝一に起きた。
寝息をたてて猫みたいな寝顔して寝ている愛子を見つめた。
俺にはやらなきゃいけないことがある。
自分の病室に戻り携帯を取った。
無意識にとったのだが、普通ここにあるのはおかしい。
303号室、昨日は愛子のそばにいたかったから自分の病室には戻らず、304号室で就寝した。
そして、昨日に出来なかった血縁関係にある人片っ端から電話をかけた。
愛子の母さん(俺の母さんでもあるが)やそのほかにあらかじめ聞いていた人に電話をかけた。
母さんは飛んでいくと言ってぶつ切りした。
この件に関して何も知らされてなかったらしい。