「ただな?・・・・内臓とかがちょっと・・・」
誤魔化しながらいうしか出来なかった。
けど愛子はそれを気に入らなかったらしい。
「・・・レン・・・ちゃんと詳しく言って・・・。怖くないよ、レンがいるもの」
苦笑いをしてからもう一度仕切りなおした。
「内臓が・・・2箇所・・・‘破裂’してるって・・・・」
だんだん先を話すごとに声が震えていくのがハッキリ分かった。
「私の中・・・破裂してるのね・・・?だから痛いのね?」
けど、愛子は違った。おびえて話す俺とは違った。
自分のおかれた状況を受け入れ
前向きに生きようとする人だから。