電気もつけず、静かな病院であわただしく、看護士が動いている。





夜間勤務も楽なことじゃ無さそうだ。





手をぎゅっと深く握り締め、俺よりずっと小さい手が反応してくれることを何度も願う。





・・・神様。



どうか、愛子がもう一度俺に笑って呼びかけてくれることを願います。



もし、何もなく元気で愛子が戻ってきたなら



その暁には・・・・




俺の生涯を愛子に捧げます。



だから、どうか・・・もう一度・・・・・――――――――