おぼつかない足で、洗面所に行き顔を洗う。



愛子・・・は助かってる。



けど、重症なんだよ・・・な?



「・・・・くそっ・・・!!!!」



自分の惨めさが浮き出てくるようで怖かった。




パサパサのタオルで顔をふいて、再び愛子のもとへ。



俺のせいだ・・。



「・・・ごめん愛子っ・・・ごめんっ」



親二人はこの知らせを知っているだろうか。



もしかしたら、何も知らずにのん気に過ごしてるかもしれない。



また言葉にできないような感情がこみ上げてきた。