頭、腕、足・・・ベッドに倒れこんでいる愛子を見てられない。
俺より何倍も酷いじゃねーか・・・。
あの、淡い色の唇も全く色づいてない・・・
それに、酸素マスク・・・?
誰もいない病室でただ一人、俺は泣いた。
お前の予感ってやつをちゃんと聞いてれば・・こんなめに遭わずにすんだのに・・・!!
いつも自慢していた茶色の髪の毛は無残にも、肩の辺りで切れていた。
小さな手も小さな体も、包帯で隠されている。
「あっ・・・い子っ・・・。」
返事はない。
「・・・・愛子―――――っ!!!!!!!!!!!!!!」
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