最後の感嘆符に驚いて俺は勢いよく目を開けた。
真っ白な景色が目の前にあった。
景色?
いや・・・違う。・・・白衣??
ぼんやりと見えるシルエットがそれを物語っていた。
「本城さん」
俺の名字を何度も呼ぶ声に過剰反応してしまう。
「・・・・」
重い体を起こし頭をかいた。腕を頭にもっていく少し手前。
肘、頬、右の肋骨あたりに激痛がはしった。
「っつ・・・」
どうしてか、上手く声も出ない。かすれた声がこの場所に響き渡る。
「大丈夫ですか?・・・まだ痛むようですね・・・」
心配のなさそうな淡々とした口調で言う。
声を振り絞って俺に声をかける奴に聞き返した。
「どこだよ・・・。」
返事は苦労しなくてもすぐにかえってきた。