俺は、この不況の中就職先を手当たり次第に面接中。
けど、全てダメだった。
どこも、『申し訳ありません』だと。
ざけんなよ・・・・。
何とかバイトで頑張ってるけど・・・。
小さく寝息が止まった。
焦って愛子の顔を覗く。
ベッドの上で二人、寝転びながら。
二重の目が開いた。寝起きは昔から変わんねー。
「ぁ、愛子♪おはよ♪♪」
まだ想いを告げれた事が信じられなくて、舞い上がってこんな調子。
愛子は目を何回もこすって
「・・・ビックリするじゃん。」
苦笑い。
「それ狙いだったんだけど?」
その可愛い視線にやられ歯の浮く台詞を言ってみたくなる。
俺、そのうちバチあたるかもな。
「愛子」
「ん―?」
ったく・・・