甘い夜が終わった後、愛子は人形みたいな寝顔と共に眠りに落ちた。




「あ・・寝てる♪」




シーツは愛子の香りがして心地よい。



昔から変わらない柔らかいホッペをつんつんしていた。



つんっ♪



弾力ありすぎ。



つか面白い♪



親の再婚がなかったら俺等、こんな風になれなかったと思うぞ?



っつっても、当の本人はそんなこと考えてねぇだろうけど。



「愛子・・・・・」



朝方の太陽が昇る直前。



男のさもしい部屋に柔らかい光が入る。



早朝だけあり、近所はだんだん騒がしくなってきた。出勤する奴等とか学校行く奴とか。