「・・・ぁ・・・・綾香・・・・?」




「あっ・・・・レン・・さん?」




電話越しより透き通った声が俺の耳に突き刺さる。





「・・っ!!!綾香!!会いたかった・・・!!!」




「やっぱり・・・・・『お兄ちゃん』なんだね・・・?レンなんだよね?」





涙声と共に俺は抱きついて泣き崩れる綾香を支えた。




そう・・・




綾香は俺の【妹】。前両親の離婚で離れ離れになった妹。