「なぁ」



「んん~??」



カチャカチャと心地のよい音をたて皿洗いをはじめた愛子。後姿は何年経っても変わらない。



「やっぱ何でもねぇ」



「変なの」




笑いあう日がもう一度くるなら・・・と神様に誓ったあの日を忘れはしない。