「それから・・・・‘愛すること、それを許してくれること。約束してくれ’って」
「・・・レン・・・!」
嬉しさからなのか悲しみからなのか愛子の目から涙がまた・・・一粒、また一粒と流れている。
「親父・・・何つったと思う??」
「何て言ったの?」
柔らかい髪が俺の指に絡まる。
温もりを思う存分に感じて、幸せもこれまでかと思うと胸が痛んだ。
「『あの子は一生お前のものだ』っつてたよ」
「ホントに?」
「本当に」
「ホントのホント?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…