「・・・俺、親父と約束したんだ。手術室で頑張ってる時に」 「はぁっ・・・――何を??」 あの約束は絶対に生涯忘れない。 忘れてたまるもんか。 いやらしい音をたてるベッド。少々耳障りかもしれない。 「何でしょう?」 「ケチっ」 「当てたらいいものやるよ」 「・・・う~ん???」 必死に考える愛子が愛しい。 しかめっ面してまで考えることじゃねーのに。