「嘘・・・だよっ・・・ね?!何?!今日っ・・・ック・・・4月1日・・?」



苦しい笑顔作んな。
見苦しいし俺が辛い。



この半年悩みの種だったのに今、植物へと成長してしまっている。




「違う・・・。受け止めれないのは・・・俺もだ」



「兄弟なんてっ・・・ック・・ヒック・・イヤ・・・エッ・・ック・・・ック・・・レンが好きなのに!」



「俺だって・・・!!」




抱き寄せた愛子の顔には無数の涙。
ポロポロと次々に流れる。



頬はぐしょぐしょ。
唇も濡れていた。




「黙ってて・・・・ごめん・・・―――!!!!!!」





謝ってキスをした。
そっと深く。離れたくないの一心で。