「・・・・・・大丈夫だよな・・」 独り言がやけに大きく聞こえる。 ギギィ―――ッ・・・・・・ 鈍い音と沈黙した空気、それと共に数人の医者。 「あっ・・・愛子はっ?!!!」 トップで出てきた医者にしがみついた。 ベテランなのだろうか。白髪でしわも深く入っている男性だ。 「・・・・大丈夫ですよ。」 「・・・っ・・・・よかっ・・」 「ただですね・・・」 ベテランの医者はしわがれた声で言った。