違うのか?!



何だよ・・・仕事があるからとかふざけんじゃねーっつーの。
娘より、仕事か?!



苛々がもう爆発しそうだった。




手術室の横に設置してある長いすに腰をかけながら俺は考える。




「・・・すまない・・・。もう・・・・あわせる顔がないんだよ・・」




「誰に?」



「愛子ちゃんに・・・―――」



母さんはずっと黙っている。何か・・・言ってくれよ。
フォローしてくれよ・・・!!!