★レンside




「くっそぉ・・・」




愛子が一番苦しいのに。



俺・・何我が儘言ってんだろ。



情けねぇ。



「・・・・本城さん」



「・・・・はい」



黒髪の綺麗な看護士が立っていた。




自分の病室で考え込んでいた俺は時間の経過なんて・・・・――。