やっぱり・・・・・あれで最後だったのかな・・・。 「愛子・・・・」 「愛子ちゃん・・」 お父さん、お母さんは心配そうな眼差しで見つめてくる。 「・・・大丈夫だよ。そんな弱くない」 「すまない・・・・」 「ごめんなさいね・・・。愛子、頑張ってきて・・・」 手を握ってくれた。 強く、しなやかに。 ゴツゴツしたお父さんの左手と小さくて柔らかいお母さんの右手。久しぶりに家族の温もりを感じた気がした・・・・。