「茜ちゃん、私のサンドイッチあげるから…」

美羽が困ったように茜に言っている。

「お~、み~ちゃんは優しいねぇ~。誰かさんと違って!」

「誰かって誰よ!」

「お前に決まってるだろ」

また、始まる口喧嘩。

なんか……

『小学生みたい…』
思わずボソッと言うあたし。

2人の動きがピタッと止まる。