゚・。。・゚・。。・゚Yuga side*



「楓達は……どうなの?」




芽衣と耀の結婚式の日。
綺麗なウエディングドレスに身を包んだ芽衣がそう聞いた。
焦ったおれはその場しのぎに、空笑い。




「え?……それは、なぁ……」




顔が熱くなるのが分かる。
おれだってそういうのは考えたりするけど……。
お互い学生だし。まだ自分達で金を稼いでる訳じゃないし。
まだ……だよな。そう思いながら楓を見た時だった。




楓はおれを睨みながら言った。




「ホントよ。いつになったら言ってくれるのかしら」




え???




その言葉におれはキョトンとした。




言ってくれるのかって……それは、プロポーズの事か!?
嘘だろ!?マジか!?楓!!




頭がボコスカいってる。
だってそんな風に考えてるだなんて思ってなかったし。
まさかそんな言葉が楓の口から出てくるなんて!!