ちょっとくらい泣いたり、頼ってくれても
いいのに・・・・・・。
「じゃあ、なんか飲み物でも持って来るわ」
渚はそう言って部屋から出て行った。
あたしも手伝おうと思って、渚の後を追い掛けた。
「あたしも手伝う!」
ちょうど渚は冷蔵庫からコーラを出しているところだ。
テーブルには、6つのグラスが置いてある。
「手伝うとか、何の風の吹き回し?」
笑いながら馬鹿にする渚。
せっかく手伝うって言ってんのにさ・・・。
「別になんもないしっ」
渚からコーラを奪って、グラスに淹れていく。
「渚、もっとちゃんとしたやつ食べた方がいいよ」
最近、渚は体調を崩してばっかりだ。
よく保健室に行くし。
「はは、なんだよ。説教かよ」
「も~あたし真剣なんだからねっ」
「はいはい、分かってるって、気が向いたら食うって」
気が向かなくても食べろっつーの!!