「だから…っこれ、あげるよ!」

そう言って翔太くんは手を差し出してきた。

あたしはそれをゆっくりと受け取った。


それはピンク色の可愛い指輪だった…。

「えっ?何これ…?」

あたしは何がなんだか分からなくなっていた。

翔太くんは顔を真っ赤にしながらも
ちゃんとあたしの目を見て言った。

「まみちゃんのことが好きなんだ…。
だから大人になったら僕と結婚してくれる?」

突然の告白だった。