「あ…!?」 数字と受験票を何度も見る。 あ…あったぁ!!!! 「…やったよぉ、幸喜ぃ!!」 思わず幸喜に抱きつく。 幸喜は珍しくあたしを突き飛ばさずに、優しく背中を撫でてくれた。 「はいはい。良かったね」 「幸喜と同じ高校いける!!」 「ちょ…何泣いてんの」 「だ…だってぇ。うぇぇん」 幸喜はくすっと笑うと、ハンカチで顔を拭いてくれた。