どき…どき… 高まる胸の鼓動。 運命の合格発表の時。 「じゃあ、お母さん帰るね」 あたしの頭を撫でると、お母さんはにっこり笑って車に乗った。 「う、うん…」 「ちゃんと電話するのよ」 「分かった…」 大丈夫… あんなに勉強したもん。 テストも割と良くできたし…