「私の愛する人の名前と、
初めて貰ったプレゼント。」

「???」

私は来栖さんの言っている
意味が理解出来ていなく、
来栖さんは笑っていた。

「音さん。
貴方の名前からメロディーに
しました。
そしてクリスマスイブの日、
貴方から貰った目覚まし時計、
それが私の生きる希望でした。

ずっと会いたかった。
貴方はもう他の人のものに、
なっているかも知れない。
だったら思い出として、
貴方との思い出を、
店の名前とモチーフに
選びました。」

私は来栖さんの思いを
初めて知った瞬間でも
あったのでした。