「どうしても、
音さんが好きだ。
もし過去が清算できなく、
音さんが離れたら、
俺はそれで言いと、
考えている。

そしてもう1つあるんだ。」

暗闇から1人の女性が、
俺達の前に現れた。

「・・・・」

俺と慎吾さんは、
息を飲むしかなかった。

「久しぶりね。」

「園長先生・・・・。」

「ええ。
やっと呪縛から開放されて、
ここにやって来たら、
空き地になっていたの。」

「どうして??」

「大三郎君が、
ここに来て泣いている所を、
見かけてまさかと思った。」

「今更・・・。」

俺は涙を流しながら、
地面を見つめていた。