・輝サイド・

「来栖さん?」

「何だ輝?」

「ぼっとして。
何かあったのですか?」

「いいや。
ちょっと寄り道しても、
いいかな?」

「今日は3人で、
飲む約束をしている筈。」

「ああ。」

来栖さんに連れて
行かされた場所。

「着いたよ。
慎吾も先に来ている。」

俺は車から降り、
慎吾さんはこちらに気付いた。

「よお!!」

「来栖さん?」

「お前ら2人に聞いて欲しい。
俺は偽る気持ちを辞めた。」

「来栖さん?」

「大三郎?」

俺は来栖さんの言葉を
待っていた。