輝が息をする暇も
ないくらいのキス・・。

消毒はしないと、
言っていたけど、
私は消毒もして欲しかった。

出来なかった分は、
何度でも取り返せるけど、
消毒は今しか嫌。

カエさんみたいな人に、
演技では許すけど、
もうしないでと、
思いながら輝とキスをした。

唇を話すと、
お互いに抱き合った。

「琴。ありがとう。
琴から勇気を貰った。」

「うん。
けど消毒もしたよ。」

「ああ。
じゃあ明日テレビを見て。
俺の姿を。」

輝は私のおでこに
キスをすると、
準備室から出て行った。