「じゃあ?カエさんとの
キスは、芸能人として?
普通の人間として?」

私は変な質問をしているのは、
分かっているよ。
けどね。どうしても、
聞きたかった。

「プライベートで、
芸能人と会うことはない。
もし打ち上げとかあっても、
芸能人としての俺しか、
接していないんだ。

プライベートであれ、
芸能人の俺であれ、
仮面を外して、
素顔になれるのは、
琴君しかいない!!!」

「ごめん。疑って。」

「いいんだ。」

「輝?キスして?」

「もちろん。
消毒はいらないよ。
愛情の一杯のキスを
琴に上げるよ。
出来なかった分まで。」

私と輝は、
極上の甘いキスを
繰り返した。