目の前に神戸先生が
現れたのだ。

「呼んだのに?」

「先生だったの?」

「ああ。
ちょっと数学準備室に、
行って欲しいんだ。」

「私一人?」

「ああ。」

神戸先生は穏やかな顔で
私を見つめてきて、
真弓は私の背中を押した。

「サプライズがあるかも?」

私は1人で準備室に行き、
ドアを開けると、
本当にサプライズがあった。