郁哉――

それは、私の幼馴染。

郁哉は、腐れ縁というけど...


エリート中学の学年01位。

本当に、私と正反対のヤツ。



瑞「塚っ、なんで郁哉が、BANBANでアルバイトしてんのっ?!」

郁「えっ?! 参考書買うため。」


涼「はぁ........ エリートにはついてけんよ」

郁「誰? 彼氏?」

瑞「友達。」

遥「参考書なら、私がたくさんあげましょうか?」

郁「瑞希の通ってる芦屋高校のクラスメイトの買う参考書なんて――


『ドサッ』

遥「はい♪ どぉぞっ!」

郁「っ! これだ。」

瑞「遥ちゃん、東京の有名高校に通ってたんだってー」