私のお腹には2人目が宿っていた。



私は忘れない。



俺の子なのかと


そう聞かれた

あの日の事。



私の信用は

完全に無くて
それは

自分が全て悪かったからなのだと。




それからの日々は


やっと

本来あるべき姿の


私達で


私は
少しだけ
心穏やかになれたんだ。




けれど、やっと訪れた平穏な日々の中、



『別居しよう。』




突然の旦那からの申し出。



もう花奈の幼稚園入園も近い、寒い寒い夜の事。



旦那は私をどうしても許せなかった。
私は罪滅ぼしに毎日精一杯良い妻良い母のつもりで生活してきたけれど、
それが


罪滅ぼししなきゃ
ちゃんとしてなきゃ

という義務感に見えて仕方ないらしい。




反対したけど旦那も退かない。


しぶしぶ承諾した。



そして今に至る。



最初は生活費をくれていた旦那、

今じゃ1円もくれなくて、私は借金が減らなくて困っている。


お母さんのパート代はたかが知れていて、
あの男は金にだらしがない。
僅かな稼ぎから少ししかお母さんに渡さないくせに、すぐにお母さんにお金をせびる。


自分の財布事情も分からずに借金を繰り返し、酒もパチンコも辞めれない、救いようのない人間。